ブラジル人のパウラさんとジュリアちゃん
2013年1月の後半から、(有)里見電気製作所始まって以来の外国人の方がアルバイトで働き始めています。ブラジルの日系人の家族の方でパウラさんといいます。
私も外国人の雇用ははじめてでしたが、面接時のなんでもやってみます。「仕事を見てください」との意気込みに、お試しで、仕事をしてもらうこととなりました。
パウラさんの仕事ぶりは、昔のテレビの「おしん」を彷彿させるところがあります。
とにかく一生懸命です。小学1年生がいるので短い時間しか働けないこと。日本語覚えるために、ブラジル人がいないところの方がいいのでわないかと里見電気を選んだこと。1週間したところで、はじめての半田付けを何とかこなし始めたこと。「なんでもやってみます」のトライする精神は日本人の忘れているところではと思います。
まわりの日本人スタッフにも良い影響を及ぼしているように思います。パウラさんがやっているのに、できませんと言えません。
パウラさんを見ていると、これからブラジルの国は良くなっていくと確信しました。
サッカーのワールドカップやオリンピックの開催を経てブラジルの国作りは一層拍車がかかり世界の各地に出稼ぎに行っていた人たちが国に戻り国を支えていくのではと思います。
アメリカが繁栄したように、インカ帝国の文明があったとしても、それほど文明としての負の遺産を背負っていない南米大陸は、発展の伸びしろがあるように思います。
最近、私の考えるところは、宗教や哲学が発展したところは、それだけ文明が混乱していたとみるべきではと思っています。インドのカースト制度や中国のわいろ政治など。仏陀や孔子、孟子の存在は、人々の苦しみが大きかったからだ推察する今日この頃です。考えすぎでしょうか。