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フランク・ロイド・ライトのパターンのパネル 完成

 旧帝国ホテルの設計者、フランク・ロイド・ライトのパターンのパネルが展示会に間に合って、完成したものをお披露目することができました。はめ殺しの窓などに取り付けるパネル制作は、今回が、初めてです。

 フランク・ロイド・ライト氏は、アメリカの建築設計者で、ステンドグラスのパターンのデザインもこなしており、今回その中の一つをアレンジして住宅の玄関ホールの一部に納めるべく横40cm、縦64cmのサイズ(立て横を黄金比、1:1.6)にて制作しました。

 色は、大村先生指導のもと、抑えめの色です。先生曰く、「ライトさんの色は、この位の色よ」と言われながら、制作を続けました。太陽に当たると、ほとんど存在感がなくなるような、色合いです。しかしながら、ニューヨーク8年、ロンドン6年の海外生活で、本物をご覧になってきた先生の色選びに後で感謝することになりました。

 展示会の会場に、高崎市の元職員の方が見えまして、「僕は、シカゴのライトさんのスタジオに行ってきたけど、確かにこの位の色だった。」と、述べられました。先生の本物を沢山見てきた経験と見識の高さもすごいけれど、この方の美術に対する造詣の深さにも脱帽です。

ごくごく、シンプルなパターンですが、ご覧ください。

フランク・ロイド・ライトのパターンのパネル

透明のクリアガラスは、ウオーターという水面のゆらゆらした感じのガラスで、向こう側がよく見えないので、仕切りに使うと光は入るけれど、向こうの人ははっきり見えないという曇りガラスと同じ効果が得られます。

ところで、高崎市民にとっておなじみの群馬音楽センターは、フランク・ロイド・ライト氏の弟子のアントニン・レーモンド氏(チェコ出身)の設計です。つながっていますね。